小林市議会 > 2016-06-28 >
06月28日-07号

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  1. 小林市議会 2016-06-28
    06月28日-07号


    取得元: 小林市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-26
    平成28年  6月 定例会(第2回)議事日程(第7号)                    6月28日(火曜日) 午前10時 開議 日程第1 議案第82号平成28年度小林市一般会計補正予算(第2号)から議案第92号工事請負契約の締結についてまで      (委員長報告、質疑、討論、採決) 日程第2 請願の処理      (委員長報告、質疑、討論、採決) 日程第3 議案第93号和解について      (上程、提案理由説明、質疑、委員会付託省略、討論、採決) 日程第4 意見書案の処理      (上程、提案理由説明、質疑、委員会付託省略、討論、採決) 日程第5 議員派遣について---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり---------------------------------------出席議員(20名)       吉藤洋子議員       西上 隆議員       下沖篤史議員       原 勝信議員       鎌田豊数議員       森田哲朗議員       大迫みどり議員      穴見嘉宏議員       高野良文議員       窪薗辰也議員       時任隆一議員       福本誠作議員       坂下春則議員       海老原幹朗議員       蔵本茂弘議員       淵上貞継議員       溝口誠二議員       首藤美也子議員       杉元豊人議員       大浦竹光議員欠席議員(なし)---------------------------------------議会事務局出席者 川野隆志   議会事務局長      吉村鈴代   主幹 山本謙作   主幹          高妻 司   書記---------------------------------------説明のための出席者 肥後正弘   市長          前田喜輝   副市長 上原利秋   総務部長        永野信二   総合政策部長 酒匂重成   経済土木部長      下村光伸   市民生活部長 脇村一也   健康福祉部長      溝俣一郎   須木総合支所長 永井健一   野尻総合支所長     嶽本 強   会計管理者 鸙野光博   総務課長        鶴水義広   財政課長 山下雄三   企画政策課長      中屋敷史生  教育委員会教育長 山下康代   教育委員会教育部長   指宿敏郎   選挙管理委員会事務局長 田原秀一   監査委員事務局長    和田龍一   農業委員会事務局長 小園公博   水道局長        角井孝志   市立病院事務部長                            午前10時00分 開議 ○淵上貞継議長 皆さん、おはようございます。 これから本日の会議を開きます。 本日の会議は、議席に配付してあります議事日程第7号によって進めることにします。 日程に入るに先立ち報告します。 市長から、追加議案1件が送付されましたので、本日、議席に配付させていただきました。 なお、追加議案の取り扱いについては、去る6月24日の議会運営委員会にお諮りしました結果、当初提案されました議案に対する日程が終了した後、上程することとなっておりますので、御報告いたします。 引き続き、報告します。 監査委員から監第58号をもって例月現金出納検査結果について報告がありましたので、その写しをあらかじめ送付しました。御了承願います。 これから日程に入ります。--------------------------------------- △日程第1 議案第82号平成28年度小林市一般会計補正予算(第2号)から議案第92号工事請負契約の締結についてまで(委員長報告、質疑、討論、採決) ○淵上貞継議長 日程第1、議案第82号平成28年度小林市一般会計補正予算(第2号)から議案第92号工事請負契約の締結についてまで、以上議案11件を一括議題とします。 ただいま議題となりました議案について、付託されました特別委員会及び各常任委員会の委員長の報告を求めます。 まず、予算審査特別委員会に付託してありました議案1件について、委員長の報告を求めます。 ◆福本誠作予算審査特別委員長 おはようございます。 予算審査特別委員会に審査を付託されました議案第82号平成28年度小林市一般会計補正予算(第2号)について、その審査結果を御報告いたします。 本特別委員会では、審査の方法としまして、総務文教、経済産業、市民厚生の3常任委員会を単位とする分科会を設け、その所管事項について細部にわたる審査を願い、去る24日、当議場において各分科会主査の報告を求め審査を行ったところであります。 議案第82号についての討論はなく、採決の結果、賛成多数をもって、原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、各分科会での審査の過程における主な質疑・答弁及び意見は次のとおりです。 総務文教分科会においては、 地域公共交通網形成計画策定事業費地方創生)について、新たに策定する小林市地域公共交通網形成計画の内容について質疑があり、既存の公共交通網の再編及びまちづくりや観光と連携させ、広域連携も含めた公共交通網整備について総体的に計画する。 委員より、既存概念にとらわれることなく新たな発想を持ち、多様な住民ニーズに対応した公共交通の基本方針を示し、計画期間5年の間に効果を発揮できる計画として策定すべきである。 地域との協働による新たな学校モデル構築事業費について、委員より、公立図書館学校図書館ネットワーク化及び学校図書館地域プラットホーム化により、学校図書館を中心にまちづくり協議会等と連携しながら世代を超えた読書力の向上を図るとしているが、取り組む内容が多岐にわたり、目的達成には相当な努力を要すると思われる。2カ年の補助事業のため内容を精査の上、意義と目的を明確に示し、真に子供の読書力向上を目指すことを優先すべきである。また、研究指定校の多忙化に拍車をかける傾向があるため簡素化する必要がある。 市民スポーツ祭事業費(臨時)について、委員より、多くの市民を巻き込んだ満足度の高い第50回市民スポーツ祭こばやし大運動会を開催していただきたい。 さらに、委員より、きずな協働体の取り組みにより地域での運動会復活など、真に地域に根差した活動が芽生えつつある。また、合併により広域となり、校区バランスの偏りや、地域によっては参加者の人選及び地域から会場までの移動など負担も生じている。このような状況を踏まえ、地域分散型のこばやし大運動会についても今後検討すべきである。 次に、経済産業分科会においては、 チョウザメ生産振興事業費地方創生)について、整備する養殖業者数と生産規模について質疑があり、3業者を予定しており、そのうち2業者は水槽5基を増設し、容積が685立方メートル増加する。 さらに、委員より、増設したときのチョウザメの養殖尾数について質疑があり、稚魚を500グラムで換算した場合は1万3,700尾、成魚を20キロで換算した場合は685尾養殖できる。 委員より、チョウザメ生産が産業として成り立つよう、将来の見込みを含めた目標設計をしっかり立てて、計画的に実施すべきである。 山村活性化支援事業費について、クリの収量増加に向けた年次計画について質疑があり、クリの植栽年数、改植時期などの生産実態が具体的に把握できていない。また、管理状況についても個人差があるため、収量増加のためにも今年度は生産状況を検証していく。 委員より、須木ブランド確立のためには、まずは生産者の立場を考えて事業に取り組むべきである。さらに、生産者の所得向上に結びつけ、意欲を持って須木の特産であるクリやユズを生産できる体制づくりを構築すべきである。 観光振興対策事業費について、のじり湖祭に参画する高校生の役割について質疑があり、1時間の枠を設け、高校生が企画・立案等できないか、のじり湖祭実行委員会と協議、検討中である。 さらに、委員より、高校生に対するサポート体制について質疑があり、実行委員会を中心に送迎を初め、さまざまな意見を情報共有しながら協議を進める。 委員より、高校生を参画させる考え方はすばらしいことである。イベントに携わることにより地域の魅力を感じることができ、さらに、自分たちの意見が反映されることでやる気につながる。今後はほかの事業についても若い世代の意見を反映できる取り組みを充実していただきたい。 小林駅周辺整備事業費地方創生)について、都市再生整備事業費補助金の減額による地域・観光交流センター(仮称)建設の規模縮小の可能性について質疑があり、小林市中心市街地活性化協議会と1年半かけて協議を重ねて全体計画を作成し、さらに、小林市中心市街地活性化基本計画が国の認定を受けたことを踏まえ、補助金減額を理由とする事業規模の縮小は考えていない。また、小林駅周辺の核となるゲートウェイ施設であるため、関係機関と連携して中心市街地のにぎわいを創出する。 さらに、委員より、地域・観光交流センター(仮称)の年間の利用計画や経済効果について質疑があり、会議室としての提供や霧島連山を展望できるため、マルシェなどの開催スペースとしての活用案が出てきている。地域・観光交流センター(仮称)は2カ年事業で完成する見通しだが、補助金の状況により駅前広場工事整備等については、縮小できるものがあれば縮小して、市民の理解が得られるよう充実した施設になるよう努力していく。 委員より、予算が伴わないと事業は進まない。施設が有効活用できれば問題ないが、本当に必要とされる地域・観光交流センター(仮称)であってほしい。そのため、今後の利活用を明確に見きわめるためにも、南北通路の利用者数JR吉都線利用者数などを調査した上での利活用計画書を作成し、さらに、駐車場の利用計画など市民の利便性を第一に、また、ゲートウェイとしての役割をしっかり果たして、中心市街地に観光客が寄りやすい環境づくりを構築すべきである。 次に、市民厚生分科会においては、 児童扶養手当給付事業費(臨時)のシステム改修に係る児童扶養手当の対象者について質疑があり、平成27年12月現在で母子世帯599世帯、父子世帯66世帯、養育者5世帯の670世帯である。給付額の改定は12月支給分からであるが、8月には決定通知を発送するため、システムの改修は8月までに完了させる。 災害見舞金等支給事業費の義援金額の根拠について質疑があり、さきの東日本大震災の義援金に倣い、4月27日開催の宮崎県市長会にて決定された。 委員より、大切な市税を投入した義援金であることから、熊本地震への市の対応の一環として、広報等を通じて市民への周知を図るべきである。 なお、以上のような審査を通じて、予算審査特別委員会の意見として決定した事項は、議席に配付してあるとおりです。 議案第82号平成28年度小林市一般会計補正予算(第2号)の関係部分について、チョウザメ生産振興事業費地方創生)については、既存養殖業者及び新規養殖業者が実施する施設整備に要する費用の一部助成であるが、これまでチョウザメ養殖関連事業については、平成26年6月議会において「市民の理解が得られていない状況であるため、適切な説明責任を果たさなければならない。さらに、市民の税金を投じる以上、責任を持って投資効果を得られるよう慎重かつ的確な運営に向けて、十分な配慮を尽くすべきである」との特段の強い要望・意見を付した。 さらに、平成27年9月議会においても「養殖業者への指導の徹底並びに業務内容を定期的に市に報告し、最低でも1年に1回、議会に対して報告すべきである」と申し添えていた。 しかしながら、平成28年4月2日に市養殖場で発生したチョウザメ大量死については、管理、指導の不徹底が見られることから、議会からの意見が全く生かされておらず、今回の事故につながったことは否めない。また、責任の所在が明確にされておらず、さらに、議会への報告は2カ月後の6月3日であり、議会軽視であるとしか言えないことから、今後においては、下記の事項について十分配慮するよう強く要望する。 1、チョウザメを市の産業の一つとして考えているのであれば、明確な生産目標を作成し、適正かつ効果的に計画を進めるべきである。 2、二度と同じ事故を繰り返さないよう宮崎県水産試験場と連携してトラブル対策マニュアル及び管理マニュアルを作成し、改善策を遵守すること。 3、これまで申し添えた議会の意見を再度認識し、また、市民に対してわかりやすく情報公開を行い、随時、担当常任委員会に経過等の報告を行うこと。 以上の意見を当小林市議会の意見として執行当局に申し入れることが適当であるとの決定を見た次第であります。 議長においてよろしくお取り計らいをお願いいたします。 以上、報告を終わります。 ○淵上貞継議長 ただいまの委員長報告について質疑を許します。質疑はありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり。) ○淵上貞継議長 質疑はないようでありますので、質疑は終結します。 これから討論に入ります。討論の通告がありますので、これを許可します。 時任隆一議員の発言を許します。 ◆時任隆一議員 日本共産党小林市議団を代表して、議案第82号小林市一般会計補正予算(第2号)に反対の討論を行います。 第1の理由は、社会保障・税番号制度マイナンバー制度)の施行に伴い、2017年度自治体間の情報連携が予定されており、小林市のマイナンバー基幹系システムにおける住民基本台帳、税情報、国民健康保険介護保険後期高齢者医療保険の庁内事務の連携を図るため、中間サーバーと接続のためのシステム改修及び接続を行う補正予算1,710万8,000円です。今後、庁内での連携、自治体間での連携、行政間での連携を構築するための事業です。 市民の中には、自分の情報が漏えいする危険を強く感じている人もいます。住民登録番号パスポート取得からインターネット上の本人確認まで幅広く利用している韓国では、不正アクセスによる番号の流出や盗用による被害が多発しています。米国でも社会保障番号の不正取得によるなりすまし犯罪の政府調査があり、両国は個人番号の収集や利用を制限する方向に政策を転換したと報道されています。マイナンバーを提示しないことによって行政上の不利益は生じないとの回答を得ていますが、税、年金、国民健康保険介護保険後期高齢者医療保険など提示を求められると、混乱を避けるため、仕方なく通知番号かカードをつくり持ち歩くことになりかねません。カードをなくすことも起こります。地方公共団体情報システム機構では1月以降、相次ぐシステムふぐあいが原因で、住民がカードを交付申請してから市町村の窓口で受け取るまで数カ月を要する事態となっています。 小林市で、制度運用に関し、どれだけの費用がかかったか資料を請求していますが、番号で国民を管理し、莫大な費用と情報漏えいの危険のあるマイナンバー制度は廃止すべきです。 ほか、問題点を指摘したいのは、チョウザメ生産振興事業費地方創生)で質疑しましたが、今後のこの事業の展望が見えてきません。チョウザメ養殖における平成25年産シロチョウザメ302尾が酸欠のため全滅しました。平成27年度のチョウザメの売り上げは、肉が158万円、キャビア300万円とのことでした。今後の売り上げは幾らになるのか、明らかな展望は示されていませんでした。 小林市中心市街地活性化事業では、小林まちづくり株式会社の1億円の補助金申請の不採択、また小林駅周辺整備事業費地方創生)では都市再生整備事業費補助金の当初要望額が削減されたため、単年度で完成できないため継続事業になりました。市民から江南跡地活用、駅前周辺事業に不安や不満の声も聞かれます。そのことも指摘し、討論といたします。 ○淵上貞継議長 以上で通告による討論は終わります。 以上で討論は終結します。 これから議案第82号平成28年度小林市一般会計補正予算(第2号)を採決します。 この採決は起立によって行います。 議案第82号は委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。      (賛成者起立) ○淵上貞継議長 起立多数であります。したがって、議案第82号は原案のとおり可決されました。 お諮りします。 予算審査特別委員会の意見として決定された事項については、議席に配付してありますとおり当議会の意見として決定し、当局に申し入れることに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○淵上貞継議長 異議なしと認めます。したがって、当議会の意見として決定し、当局に申し入れることに決しました。 次に、総務文教委員会に付託してありました議案4件について、委員長の報告を求めます。 ◆森田哲朗総務文教委員長 総務文教委員会に審査を付託されました議案第84号、同第85号、同第91号及び同第92号について、その審査の結果を御報告いたします。 当委員会におきましては、6月21日、第1委員会室において、まず審査日程について協議し、日程を21日の1日間と決定し、審査を行いました。 以上の議案4件についての討論はなく、採決の結果、議案第84号については賛成多数をもって、議案第85号、同第91号及び同第92号については全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程における主な質疑・答弁及び意見は次のとおりです。 議案第84号小林市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部改正について、 法定事務に係るマイナンバー利用事務の利用制限について質疑があり、番号法において利用の範囲及び提供の制限について規定している。今回の改正においては、マイナンバー利用事務の庁内連携について、その利用内容を明確にするため、所要の改正を行うものである。 議案第85号小林市議会議員及び小林市長の選挙における選挙運動の公営に関する条例の一部改正について、 選挙運動に係る公費負担の限度額改定の理由について質疑があり、3年に一度見直すこととしており、消費税増税及び物価変動等を勘案し改定するものである。 議案第91号及び議案第92号工事請負契約の締結について、 条件付一般競争入札の事後審査型について質疑があり、入札後に、事前に提示した資格要件の資格確認を行い、落札候補者入札参加資格を満たすことが認められた場合には、落札者として決定する。 委員より、収納率向上及び滞納防止対策として住宅使用料口座振替利用促進について積極的に推進していただきたい。 以上、報告を終わります。 ○淵上貞継議長 ただいまの委員長報告について質疑を許します。質疑はありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり。) ○淵上貞継議長 質疑はないようでありますので、質疑は終結します。 これから討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論は終結します。 これから順次採決します。 まず、議案第84号小林市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部改正についてを採決します。 この採決は起立によって行います。 議案第84号は委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。      (賛成者起立) ○淵上貞継議長 起立多数であります。したがって、議案第84号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第85号小林市議会議員及び小林市長の選挙における選挙運動の公営に関する条例の一部改正についてを採決します。 議案第85号は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○淵上貞継議長 異議なしと認めます。したがって、議案第85号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第91号工事請負契約の締結についてを採決します。日の出団地新築工事建築主体A工区)についてです。 議案第91号は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○淵上貞継議長 異議なしと認めます。したがって、議案第91号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第92号工事請負契約の締結についてを採決します。日の出団地新築工事建築主体B工区)についてです。 議案第92号は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○淵上貞継議長 異議なしと認めます。したがって、議案第92号は原案のとおり可決されました。 次に、経済産業委員会に付託してありました議案2件について、委員長の報告を求めます。 ◆海老原幹朗経済産業委員長 経済産業委員会に審査を付託されました議案第89号及び同第90号について、その審査の結果を御報告いたします。 当委員会におきましては、6月21日、第2委員会室において、まず審査日程について協議し、日程を21日の1日間と決定し、審査を行いました。 以上の議案2件についての討論はなく、採決の結果、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程における主な質疑・答弁及び意見は次のとおりです。 議案第89号小林市企業立地促進条例の一部改正について、 情報サービス施設設置を希望する企業の相談件数について質疑があり、現在、東京に本社を置くコールセンター会社から当市への視察依頼が来ている。 さらに、委員より、企業へのPRについて質疑があり、市ホームページを含め、企業向けのパンフレット等を作成して配布する予定である。 委員より、情報サービス施設の企業誘致のためにも、関係機関と連携して、早急に情報環境整備を構築すべきである。 議案第90号市道路線の認定について、 日の出団地建てかえに伴い、荻窪6号線を認定するものである。 なお、該当路線については、6月21日に現地踏査を実施し、現状を確認している。 以上、報告を終わります。 ○淵上貞継議長 ただいまの委員長報告について質疑を許します。質疑はありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり。)
    淵上貞継議長 質疑はないようでありますので、質疑は終結します。 これから討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論は終結します。 これから順次採決します。 まず、議案第89号小林市企業立地促進条例の一部改正についてを採決します。 議案第89号は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○淵上貞継議長 異議なしと認めます。したがって、議案第89号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第90号市道路線の認定についてを採決します。 議案第90号は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○淵上貞継議長 異議なしと認めます。したがって、議案第90号は原案のとおり可決されました。 次に、市民厚生委員会に付託してありました議案4件について、委員長の報告を求めます。 ◆大迫みどり市民厚生委員長 市民厚生委員会に審査を付託されました議案第83号及び同第86号から同第88号までについて、その審査の結果を御報告いたします。 当委員会におきましては、6月21日、第3委員会室において、まず審査日程について協議し、日程を21日の1日間と決定し、審査を行いました。 以上の議案4件についての討論はなく、採決の結果、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、審査の過程における主な質疑・答弁及び意見は次のとおりです。 議案第83号平成28年度小林市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について、 委員より、法定外繰り入れを行わなかった理由について質疑があり、法定外繰り入れは医療費全体の推移、国保税の収納状況、繰越金、財政調整基金の残高のバランスを見ながら行う必要がある。平成28年度の国保税算定に当たっては、財政調整基金の取り崩しと国保税の収納率を91%から92%に上げる取り組みを強化することで、保険税率を上げることなく収支の見込みが立ったためである。 さらに、委員より、今後の国保事業の運営について質疑があり、平成27年度の決算見込額によれば、ある程度の繰越金は予想される。しかしながら、医療費が上がれば法定外繰り入れや保険税率の引き上げを検討しなければならない。 委員より、国保財政は極めて厳しい状況であり、現在の対策としては、特定健診及び特定保健指導の受診率向上による医療費の抑制を地道に行っていく必要がある。市内全域で受診率向上のためのPR活動を展開し、市民の健康意識の醸成を図るべきである。 さらに、委員より、特定健診の受診率及び国保税収納率の向上につなげるためにも、ほけん課と健康推進課が緊密に連携を図り、市民からのさまざまな相談を確実に対応するため、相談窓口をわかりやすくする等の対策を講じていただきたい。 議案第86号小林市国民健康保険税条例の一部改正について、 委員より、国保税の賦課限度額と軽減の見直しによる影響について質疑があり、試算によると、賦課限度額を超える世帯は170世帯で、今回の改正により5割軽減、2割軽減の世帯が拡充されることから、低所得者層の負担は軽減されると考えられる。 さらに、委員より、国保税の応能割と応益割について質疑があり、医療・支援分について応能割は53.91%、応益割は46.09%、介護分については応能割57.16%、応益割42.84%となっている。 議案第87号小林市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について及び議案第88号小林市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について、 一部改正における変更点及び基準について質疑があり、小規模多機能型居宅介護サービスと小規模通所介護事業所が同一敷地内にある場合、看護師の兼務が可能となる。同一敷地の基準については、道路等の分断や地番での判断ではなく、一つの敷地内に所在する施設となる。 さらに、委員より、13の既存施設が地域密着型サービスへ移行することによる利用者への影響について質疑があり、制度上の定員基準と名称の変更によるもので、施設や利用者への変更や影響はない。ただし、地域密着型サービスを利用する場合、新規の利用は市内在住者のみとなるが、市外からの従前の利用者は経過措置で利用が可能となっている。 以上、報告を終わります。 ○淵上貞継議長 ただいまの委員長報告について質疑を許します。質疑はありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり。) ○淵上貞継議長 質疑はないようでありますので、質疑は終結します。 これから討論に入ります。討論の通告がありますので、これを許可します。 大迫みどり議員の発言を許します。 ◆大迫みどり議員 日本共産党小林市議団を代表して、議案第87号小林市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第88号小林市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について、反対の立場から討論します。 条例の一部改正は、医療介護総合確保推進法による大改悪により、要支援者の訪問介護と通所介護を保険給付から外し、市町村が主体である地域支援事業、介護予防・日常生活支援総合事業へ移行させるためのものです。新総合事業の内容は、市町村の財政力などにより提供されるサービスに大きな格差が生じることになります。介護保険という全国一本の制度であるにもかかわらず、住んでいる市町村によって受けられるサービスが異なるという不平等な事態が一層拡大することになります。介護の社会化の理念を完全に放棄し、公的給付を削り込んで介護の責任を再び家族や市域に押しつけるものです。 本条例改正は、現行の訪問介護、通所介護事業をみなし指定として新総合事業を担わせるものです。つまり、要介護1、2の高齢者を介護保険から閉め出すものであり、認めることはできないことを申し述べて、反対討論とします。 ○淵上貞継議長 以上で通告による討論は終わります。 以上で討論は終結します。 これから順次採決します。 まず、議案第83号平成28年度小林市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)を採決します。 議案第83号は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○淵上貞継議長 異議なしと認めます。したがって、議案第83号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第86号小林市国民健康保険税条例の一部改正についてを採決します。 議案第86号は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○淵上貞継議長 異議なしと認めます。したがって、議案第86号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第87号小林市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを採決します。 この採決は起立によって行います。 議案第87号は委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。      (賛成者起立) ○淵上貞継議長 起立多数であります。したがって、議案第87号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第88号小林市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正についてを採決します。 この採決は起立によって行います。 議案第88号は委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。      (賛成者起立) ○淵上貞継議長 起立多数であります。したがって、議案第88号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程第2 請願の処理(委員長報告、質疑、討論、採決) ○淵上貞継議長 日程第2、請願の処理の件を議題とします。 経済産業委員会に付託してありました請願1件について、委員長の報告を求めます。 ◆海老原幹朗経済産業委員長 経済産業委員会に審査を付託されました請願第1号市道78号栗巣野・下ノ平線の道路拡幅改修に関する請願書について、現地踏査を行い、請願者からの説明を受け、審査しましたので、その審査の結果を御報告いたします。 当委員会では、請願第1号について、採決の結果、願意を了とし、全会一致をもって採択の上、市長に送付すべきものと決しました。 なお、審査の過程における主な意見は次のとおりです。 本路線については、ごみ収集車やスクールバス等も通過するが、片側が崖地になっているため容易に離合ができない状況である。既に道路に亀裂が入っている箇所も見られるため、いつ災害が発生するかわからない。地権者から土地の提供については同意が得られているため、安心・安全なまちづくりの観点からも拡幅を検討するべきである。 以上、報告を終わります。 ○淵上貞継議長 ただいまの委員長報告について質疑を許します。      (「なし」と呼ぶ者あり。) ○淵上貞継議長 質疑はないようでありますので、質疑は終結します。 これから討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論は終結します。 これから請願第1号市道78号栗巣野・下ノ平線の道路拡幅改修に関する請願書を採決します。 請願第1号は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○淵上貞継議長 異議なしと認めます。したがって、請願第1号は採択することに決しました。--------------------------------------- △日程第3 議案第93号和解について(上程、提案理由説明、質疑、委員会付託省略、討論、採決) ○淵上貞継議長 本日、市長から議案1件が追加提案されました。 日程第3、議案第93号和解についてを議題とします。 ただいま議題となりました議案について、提案者の説明を求めます。 ◎肥後正弘市長 提案理由を御説明する前に、今月20日から22日にかけて、熊本県や本県、長崎県で、1時間に100ミリを超える記録的な大雨を観測し、さきの地震で地盤が緩んでいた熊本県では、土砂崩れに巻き込まれるなどして6名の方がお亡くなりになられました。お亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りするとともに、被災された方々に対し、改めて心からお見舞いを申し上げます。 なお、本市におきましても、21日未明に1時間に72ミリという非常に激しい雨を観測し、道路ののり面が崩壊するなどの被害が報告されております。いち早い復旧を行っていくとともに、今後の台風シーズンを迎えるに当たり、その備えにさらなる万全を期していきたいと考えております。 それでは、追加提案いたしました議案について御説明申し上げます。 議案第93号和解につきましては、土地所有権移転登記手続請求事件について、裁判所から和解案の提示があり、この和解案に従うこととしましたので、地方自治法第96条第1項第12号の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 以上、よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○淵上貞継議長 以上で提案者の説明は終わりました。 お諮りします。 ただいま議題となっております議案第93号については、去る6月24日の議会運営委員会にお諮りしました結果、本日一審議取り扱いにしたいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○淵上貞継議長 異議なしと認めます。したがって、議案第93号については、本日一審議取り扱いと決しました。 ここで、議案熟読のため15分程度休憩します。                            午前10時49分 休憩                            午前11時05分 開議 ○淵上貞継議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ただいま議題となっております議案第93号について質疑を許します。質疑はありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり。) ○淵上貞継議長 質疑はないようでありますので、議案第93号についての質疑は終結します。 お諮りします。 ただいま議題となっております議案第93号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○淵上貞継議長 異議なしと認めます。したがって、議案第93号については、委員会への付託は省略することに決しました。 これから討論を許します。      (「なし」と呼ぶ者あり。) ○淵上貞継議長 討論はないようでありますので、議案第93号についての討論は終結します。 これから議案第93号和解についてを採決します。 議案第93号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○淵上貞継議長 異議なしと認めます。したがって、議案第93号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程第4 意見書案の処理(上程、提案理由説明、質疑、委員会付託省略、討論、採決) ○淵上貞継議長 日程第4、本日、福本誠作議員外2名から意見書案第1号「青少年健全育成基本法」の制定を求める意見書が提出されました。 意見書案の処理の件を議題とします。 ただいま議題となりました意見書案について、提案者の説明を求めます。 ◆福本誠作議員 提案いたしました意見書案第1号「青少年健全育成基本法」の制定を求める意見書について御説明申し上げます。 本案は、青少年健全育成基本法の制定を求める意見書であります。 青少年の健全育成は、全ての国民の願いであります。 しかし、相次ぐ凶悪事件や頻発する児童・幼児虐待事件、モラルが失われつつある社会の問題、子供の貧困の問題、そして何より性や暴力を誇張し刺激して利益を得てきた「欲望産業」の問題など、社会の荒廃は深刻な事態に直面しています。 これらの問題に対して、都道府県では「青少年健全育成に関する条例」で対処し一定の効果を上げてきましたが、その限界性が指摘されています。その最たるものがIT(情報通信)関連技術の革新であります。携帯端末(SNS)は大きな利便性を持つ反面、利用マナーが確立しておらず、学力低下やいじめ、さらには犯罪につながるケースも見られるなど、青少年に大きな影響を及ぼしています。 今、求められているのは、青少年の健全育成に対する基本理念や方針などを明確にし、有害環境から青少年を守るための一貫性のある包括的、体系的な法整備であります。 特に、「家庭は社会の最小単位」という原点に立ち返り、親及び大人の子供に対するかかわり方を今一度見直すことで、青少年を取り巻く地域社会のあるべき姿を変えていかなければならないという基本理念のもと、「青少年健全育成基本法」の制定が必要であると考え、国会及び政府に「青少年健全育成法」の制定を強く求めるものであります。 以上、地方自治法第112条及び小林市議会会議規則第14条第1項の規定により提出いたします。 よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○淵上貞継議長 以上で提案者の説明は終わりました。 これから質疑を許します。質疑はありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり。) ○淵上貞継議長 質疑はないようでありますので、質疑は終結します。 お諮りします。 ただいま議題となっております意見書案第1号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○淵上貞継議長 異議なしと認めます。したがって、意見書案第1号については、委員会への付託は省略することに決しました。 これから討論を許します。 ◆大迫みどり議員 日本共産党小林市議団を代表して、「青少年健全育成基本法」の制定を求める意見書案に反対の立場から討論を行います。 本意見書案では、最近起きている少年の凶悪事件を例に、青少年の荒廃が深刻な事態にあるとして、その原因を家庭の崩壊や倫理・道徳教育を廃した学校に問題があるとしていますが、果たしてそうでしょうか。事件の現象や結果だけを見て、家庭や学校にその主たる原因、責任があるとしている点は、問題だと思います。非行の背景や要因を明らかにすることなしに問題を解決することはできません。なぜ家庭崩壊が起き、子供の貧困が社会問題になっているのか、なぜ子供たちの人格形成を培う学校現場でいじめや不登校などが起きるのか、教師がしっかり子供たち一人一人に向き合える状況がつくられているのか、真剣に考えるべきです。 また、意見書案では、家庭の問題が強調され、家庭の価値を基本理念に捉えた法の整備を求めています。もちろん家庭の役割を否定するものではありませんが、青少年を取り巻く問題は、家庭の役割だけで解消できるものでも、法律や規則で縛れば解決できるというものでもありません。今日、家庭そのものが、雇用破壊や長時間過密労働で家族そろっての夕食や団らんなど家族のコミュニケーションを奪われています。日本社会が直面している政治や経済での相次ぐ腐敗、不正事件が、健全な社会道徳を軽視する風潮を生み出し、重大で衝撃的な少年犯罪やいじめなどが起きる原因になっているのではないでしょうか。国連・子どもの権利委員会は日本政府への勧告の中で、極度に競争的な教育制度によるストレスのため子供が発達のゆがみにさらされていると厳しい批判を寄せています。 国や地方自治体、社会が取り組まなければならない課題は、青少年を憲法、教育基本法に基づく社会の一員として尊重すること、その中でこそ、自分や他人を大切にし、社会のルールを尊重する主権者として成長できるのです。 そして、何より子供たちの豊かな学びのための教育環境を整えることです。こうしたことを徹底してこそ、非行や犯罪を減少させ、子供たちの健やかな成長を保障することになるのではないでしょうか。青少年の健全育成は、上からの管理、規制を強めるという立場ではなく、社会の諸問題に目を向け、その解決方向を国民的な対話と運動で探求すべきと考えます。 よって、「青少年健全育成基本法」の制定を求める意見書案に反対します。 ○淵上貞継議長 次に、賛成討論はありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり。) ○淵上貞継議長 ないですね。 討論は尽きたようでありますので、討論は終結します。 これから意見書案第1号「青少年健全育成基本法」の制定を求める意見書を採決します。 この採決は起立によって行います。 意見書案第1号は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。      (賛成者起立) ○淵上貞継議長 起立多数であります。したがって、意見書案第1号は原案のとおり可決されました。 なお、ただいま可決されました意見書につきましては、会議録にも全文を記載いたします。--------------------------------------- △日程第5 議員派遣について ○淵上貞継議長 日程第5、議員派遣についてを議題とします。 お諮りします。 地方自治法第100条第13項及び会議規則第167条の規定により、議席に配付のとおり議員を派遣したいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○淵上貞継議長 異議なしと認めます。したがって、ただいまお諮りしましたとおり議員派遣は決定しました。 この際、お諮りします。 ただいま決定されました議員派遣の内容に今後変更を要するときは、その取り扱いを議長に御一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○淵上貞継議長 異議なしと認めます。したがって、変更を要するときの取り扱いは議長一任ということに決定しました。 なお、ただいま決定されました議員派遣一覧表は、会議録にも記載いたします。 以上で今期定例会に付議されました案件は全て議了しました。 以上をもちまして、平成28年第2回小林市議会定例会を閉会します。                            午前11時17分 閉会意見書案第1号     「青少年健全育成基本法」の制定を求める意見書 明日の社会を担う青少年の健全育成は、すべての国民の願いである。 しかし、相次ぐ凶悪事件等に見られるように、社会の荒廃は深刻な事態に直面している。その要因として、頻発する児童・幼児虐待事件等、過去において人格形成の場としての役割を十分に果たしてこなかった学校の問題、モラルが失われつつある社会の問題、子どもの貧困の問題、そして何より性や暴力を誇張し刺激して利益を得てきた「欲望産業」の問題など予て指摘されてきた。この現状を見る時、その時その時の大人が「青少年を見守り支援し、時に戒める」という義務を果たさなかったと言わざるを得ない。 これらの問題に対して、都道府県では「青少年の健全育成に関する条例」で対処し一定の効果を上げてきたが、今日ではその限界性が指摘されている。その最たるものがIT(情報通信)関連技術の革新である。中でも高校生では82.8%、中学生でも47.4%もの所有率(平成25年度内閣府調査)となった携帯端末(SNS)は大きな利便性を持つ反面、利用マナーが確立されておらず、学力低下やいじめ、更には犯罪に繋がるケースも見られるなど、青少年に大きな影響を及ぼしている。 今、求められているのは、青少年の健全育成に対する基本理念や方針などを明確にし、有害環境から青少年を守る為の国や地方公共団体、事業者そして保護者等の責務を明らかにし、これによる一貫性のある包括的、体系的な法整備である。 特に、「家庭は社会の最小単位」という原点に立ち返り、親及び大人の子どもに対する関わり方を今一度見直すことで、青少年を取り巻く地域社会のあるべき姿を変えていかなければならないという基本理念の元、「青少年健全育成基本法」の制定が必要であると考える。 以上の内容を踏まえ、国会及び政府に「青少年健全育成基本法」の制定を強く求める。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。    平成28年6月28日                               宮崎県小林市議会   平成28年第2回小林市議会定例会において議会の意見として決定した事項 議案第82号 平成28年度小林市一般会計補正予算(第2号)の関係部分について、 チョウザメ生産振興事業費地方創生)については、既存養殖業者及び新規養殖業者が実施する施設整備に要する費用の一部助成であるが、これまでチョウザメ養殖関連事業については、平成26年6月議会において「市民の理解が得られていない状況であるため、適切な説明責任を果たさなければならない。さらに、市民の税金を投じる以上、責任を持って投資効果を得られるよう慎重かつ的確な運営に向けて、十分な配慮を尽くすべきである」との特段の強い要望・意見を付した。 さらに、平成27年9月議会においても「養殖業者への指導の徹底並びに業務内容を定期的に市に報告し、最低でも1年に1回、議会に対して報告すべきである」と申し添えていた。 しかしながら、平成28年4月2日に市養殖場で発生したチョウザメ大量死については、管理、指導の不徹底が見られることから、議会からの意見が全く活かされておらず、今回の事故につながったことは否めない。また、責任の所在が明確にされておらず、さらに、議会への報告は2カ月後の6月3日であり、議会軽視であるとしか言えないことから、今後においては、下記の事項について十分配慮するよう強く要望する。            記1 チョウザメを市の産業の1つとして考えているのであれば、明確な生産目標を作成し、適正かつ効果的に計画を進めるべきである。2 二度と同じ事故を繰り返さないよう宮崎県水産試験場と連携してトラブル対策マニュアル及び管理マニュアルを作成し、改善策を順守すること。3 これまで申し添えた議会の意見を再度認識し、また、市民に対して分かりやすく情報公開を行い、随時、担当常任委員会に経過等の報告を行うこと。地方自治法第123条第2項の規定により署名する。       小林市議会議長 淵上貞継       署名議員    時任隆一       署名議員    福本誠作...